03_想いを知る
誰でも一度は後輩や部下に食事をご馳走したことがあるでしょう。食事をご馳走した翌朝、彼らが何事もなく、ただ「おはようございます」とだけ挨拶して席に着いたら、あなたはどう思うでしょうか?おそらく、口に出すかどうかは別にしても、多くの人が、「な…
よくアドバイスを求められることの一つに、「目標を割り振っても、部下が本気で達成しようとしない。どうしたらよいのか」というのがあります。このとき、よく検討されるのが、外的な刺激や環境によって人を何とかしようとする方法です。例えば、毎週詳細な…
あるべき姿は、マネジャーが一人頑張れば実現できるものではありません。メンバー全員が自分の役割をきっちり果たすことによって、はじめて実現できるものです。 管理職の経験が少しでもあれば、よくご存知だと思いますが、目標を設定したら、部下が皆、一意…
あるべき姿の2つ目の要件のお話しです。要件の要約は、「あるべき姿の要件」というところに書きました。今回は、その「明確である」というものを掘り下げてみます。 kakemana.hatenablog.com あるべき姿は、「どういう状態を実現するのか」誰が聞いても同じ…
マネジャーが真剣に語った想いは、それ自体がまさに物語であると思います。しかし、私がまだ駆け出しのコンサルタントであったときには、この物語性をはっきりと認識できませんでした。多くのマネジャーの想いを聞いていると、何となく共通したところがある…
マネジメントには「物語がある」と感じます。マネジメントは、「人が何かをやり遂げること」であるため、その経験はまさに物語です。 今回は、マネジメントに取り組むことは、人生に物語を描くことになる、というお話です。 マネジメントを「管理すること」…
今日は、「あるべき姿」という言葉について考えてみます。 以前、企業変革プロジェクトの現場で、あるマネジャーから次のようなことをお願いされました。 「『あるべき姿』という言い方は、『すべきだ』という義務というか価値の押し付けのようなニュアンス…
マネジャーは「どうしたいのか」という想いをよく知っておかなければなりません。その「想い」とは、任された組織の「あるべき姿」です。「目標」という使い慣れた言葉で呼んでいいのかもしれませんが・・・。いや、やっぱりダメですね。「あるべき姿」です…
マネジメントは、「実現したい未来を想像する」ことから始まります。成果を上げるには、まず、「その成果がどのようなものであるか」を思い起こさなければなりません。「ハチでさえゴールイメージを持つのだから」という記事で書きましたが、ハチのような原…
マネジメントでは、「どうしたいのかという想いを知る」ことが大切です。でもこれが忘れ去られています。 目標を設定していない企業がほとんどないでしょう。ところが、「どうしたいのか」という想いを数値目標に置き換えている企業はほとんどないと思います…