× マネジメント

マネジメントの力で良くしてみよう

効果を上げること効率を良くすること

今回は「効率ばかり追求しないで」というお話です。先日とあるクライアント企業様の営業会議に同席していたときに、来月から新卒2年目に入る若手営業マンがしきりに、「効率が悪い」とか「効率を上げるためには・・・」と発言しているのを目の当たりにして、…

自責で考えるということ

いつもお読みいただきありがとうございます。 今回は「自責」を取り上げたいと思います。昨今では働くメンバーのメンタルヘルスの観点から、相手の心情に配慮せずに「自責で考えろ」と言うことが、はばかられるようになった気がします。しかし、「自責」はマ…

位置づけを示す

いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。 先日、日頃は爽やかな経営者が、ある管理職に対して、「お前がそんな発言をするなら、経営メンバーから下りるか」という発言をしました。その時、思わず「そういうポジショニングかぁ」と嘆息が漏れてし…

マネジャーを育てる

マネジャーを育てる いつもお読みいただきありがとうございます。 多くの経営者が「マネジャーが育たない」と嘆いています。その理由は、指導・育成できる人材が不足していたり、資金的・時間的な余裕がなかったり、指導育成の方法がわからなかったりとさま…

答えがない世界で生きるということ

答えがない世界で生きるということ いつもお読みいただきありがとうございます。 組織のなかで活躍するには業務遂行能力に加えて、対人関係能力が必要になります。マネジャーになると、それらに加えて構想する能力も求められるようになる。マネジャーは実現…

人の本性をどう見るか

人の本性をどう見るか 今回は「人間の本性をどう見るか」について書きます。いつもながらの定義ですが、マネジメントとは「人々の相互作用を通じて成果を上げること」ですから、関与する人々をどう見るかによって、相互作用の働きも大きく異なってきます。つ…

単位を小さくする

単位を小さくする 成果を上げるのに、もの凄く効果的な行動があります。しかも、もの凄く単純なことです。その名も、ショート・インターバル・コントロールといいます。なんか難しく聞こえる名前ですね。わかりやすく言い換えると、「単位を小さくする」とい…

MECEの使い方

MECEの使い方 MECEとは 何かを論理的に細分化するとき、MECEという枠組みを使うことがあります。課題を分けて、「やるべきこと」を見出すときも同じです。このMECEを使いましょう。定期的にビジネス書を読む方は、よくご存じと思いますが、念のため、MECEを…

課題を分ける

課題を分ける 全体から要素に分ける 「課題を分ける」ことは、あまり行われません。当たり前ですが、「分ける」というのは、大きなものを小さくするという意味です。なぜ、「あまり行われないのか」というと、課題について考える場合、個別の課題に気づいた…

課題とは何だ

課題を設定する。成果をあげる上では、とても大切なことですので、改めて考えてみます。 良い結果を出そうとしたり、問題を解決しようとしたりするとき、「課題」を設定することがあります。管理職になりますと、よく「課題は何か」と考えさせられるのではな…

論理的に考える

「論理的に考える」社会人になるとよく求められます。でも、どうして論理的に考えることが必要なのでしょうか。今日は、論理的に考えるとは、どういうことなのか、どのように役に立つのか、ということをまとめます。 【脱線】必要な問い いきなり脱線します…

自由にさせない

人の行動に影響を与えるには、「操る」のと「奮起させる」の2つがある、ということについて、前回書きました。 kakemana.hatenablog.com この記事のなかでは、手っ取り早いが故に「操る」アプローチばかりだ、ということを書きました。しかし、「操る」のな…

行動変化の2つのアプローチ

前回は、「人を育てる」について書きました。能力を向上させるために何かをやるのではなく、成果を上げるプロセスこそが人を育てる、ということでした。マネジメントを徹底することで、「人を育てる」ことができる、ということですね。 kakemana.hatenablog.…

人を育てる

「管理職の役割とは何か」と問うたときに、よく出てくる答えの1つが、「人を育てる」です。感覚的ですが、頻出ワード第1位だと思います。「人を育てる」ということはどういうことなのか難しいと感じます。それは、「育てた」のか「育ったのか」わからないか…

現状をどう捉えるか

「いま」をどう見るか、というお話です。 期待どおりの結果が出せない部下に対して、上司がきつく当たる場面をよく目の当たりにします。会議のように、大勢がいる場で、厳しい言葉で、行動だけでなく人格まで否定されているように思える光景をみることすらあ…

【野球×マネジメント】ケガ人を出さない

今回もコラムです。マネジメントでは、事実をつかむことが大切です。目の前にある「問題」に対峙して、解決しなければならない。事実がわからなければ、原因もわからず、正しい手が打てないからです。 kakemana.hatenablog.com この「事実をつかむ」というこ…

【受験×マネジメント】志望校をどう選ぶべきか

今日は、本でいうところの「コラム」を書きます。ブログを始めてから、ずっと「マネジメントとは何か」ということを断片にして書いてきました。断片はまだまだ、たくさんありますが、ちょっと気分転換に「マネジメントをどう応用するか」という視点で書こう…

とにかくやる

昨日は、行動の後戻りについて書きました。新しい行動が定着しないのは、「意味がわからないことはやりたくない」という気質ではないか、というものです。 kakemana.hatenablog.com でも、人に限らず組織でも同じですが、成長するためには、新しい行動を始め…

後戻りをする行動

何か新しいことをやり始めても、なかなか定着せず、すぐに元の状態に戻ってしまう。こんなことありますよね。今日は、後戻りしてしまう行動について考えます。 企業でも、やり始めたことが定着せず、後戻りしてしまうことはよくあります。業務のあちこちにそ…

質の高い仕事

昨日は、質の悪い仕事について書きました。 kakemana.hatenablog.com 悪いことを知るだけでは良くなりませんので、今回はその反対である「質の高い仕事とは何か」について、まとめてみます。 突然ですが、あなたなら次の2つの質問にどう答えますか? 質の高…

質の悪い仕事

今日は行動のお話です。あなたも経験があると思います。「不用意な発言によって相手を傷つけてしまった」ということが。こんなときは、「あぁ、あんなこと言うんじゃなかった」と後悔すると思います。もし、その人と良い関係を築いていきたいのなら、素直に…

事実をつかもう

事実は本当に重要です。マネジメントに関わらず、現実の世界に生きる以上、事実をつかむことは不可欠です。日常生活のどうような問題でも、解決するためには、目の前のことに個別具体的に対処しなければならないからです。何が起こったのかがわからなければ…

将来の問題が起こるのを予防しよう

昨日は「信頼する」ということについて考えました。信頼とは結果いかんにかかわらず相手を信じること。そのためには、部下が失敗しないような状態を予め作りあげて、送り出してやらなければなりません。 kakemana.hatenablog.com ここには、マネジメントが前…

「信頼する」とは、どういうことか

「信頼」は、組織に欠かせません。マネジメントとは、「人々の相互作用を通じて成果を上げること」です。信頼がなければ、組織にプラスの相互作用は起こりません。それどころか、距離を置いて話さなくなったり、組織から離脱したりと、マイナスに作用するこ…

どうすれば規律を守るのか

引き続き、マネジメントでとても大切な「規律を守る」ということについて考えます。「規律を守る」ことの基本コンセプトは前回整理してみました。 kakemana.hatenablog.com 今回は、どうすれば規律に従って行動するようになるのか、というを整理します。 規…

「規律を守る」とは、どういうことか

今日は、マネジメントで最も大切な「規律を守る」ということについて書きます。このカテゴリーはこれが初めてなので、「規律を守る」の基本的な考え方を整理してみます。 組織が成果を上げられるかどうかは、メンバー各自が「任された役割をどれだけ果たせる…

協力に感謝する

誰でも一度は後輩や部下に食事をご馳走したことがあるでしょう。食事をご馳走した翌朝、彼らが何事もなく、ただ「おはようございます」とだけ挨拶して席に着いたら、あなたはどう思うでしょうか?おそらく、口に出すかどうかは別にしても、多くの人が、「な…

協力をお願いする

よくアドバイスを求められることの一つに、「目標を割り振っても、部下が本気で達成しようとしない。どうしたらよいのか」というのがあります。このとき、よく検討されるのが、外的な刺激や環境によって人を何とかしようとする方法です。例えば、毎週詳細な…

あるべき姿を合意する

あるべき姿は、マネジャーが一人頑張れば実現できるものではありません。メンバー全員が自分の役割をきっちり果たすことによって、はじめて実現できるものです。 管理職の経験が少しでもあれば、よくご存知だと思いますが、目標を設定したら、部下が皆、一意…

あるべき姿は明確である

あるべき姿の2つ目の要件のお話しです。要件の要約は、「あるべき姿の要件」というところに書きました。今回は、その「明確である」というものを掘り下げてみます。 kakemana.hatenablog.com あるべき姿は、「どういう状態を実現するのか」誰が聞いても同じ…